まいたけログ

わたしの尺度で、すきなもの

トークイベント「いま、話したい本とインターネットのこと」に行ってきました。

日曜日、世田谷ものづくり学校で行われたイベント『LIFE SPEC CO-OP 2』のコンテンツ、neutalkというトークイベントにお邪魔してきました。

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neutalkとは?

Be inspired!さんが主催のトークイベントです。

今回はLIFE SPEC CO-OPを主催したALLYOURSの木村昌史さんと、校閲者で鴎来社かもめブックスの柳下恭平さんが“いま、話したい本とインターネットのこと”をテーマに話すとのことで、聞きに行きました。

飲み屋の会話を盗み聞き?

トーク中に何度か「この話、飲みながらしたよね?」の言葉が飛び交いました。それもあって、わたしは居酒屋の隣の席で話してる人たちの会話を聞くようにリラックスして話を聞けました。

イベント参加費は無料だったこともあり、変に気負いせずに聞けたこともうれしかったです。

SNSはひとりごと

最近割とSNSの使い方に悩んでいたので、個人的にグサッときたのは木村さんの話。

木村さん「SNSはひとりごとなんですよね。やってること、どんどん言っていい。下手でも言っていい。下手だから言える」

下手でもいいのか、そうか。まずは言ってみる。まあ見られてなくてもいいよね、ひとりごとだもんなあ。……と、妙に納得しました。だからこうして書いてみています。ひとりごとでも言ってみたら、何かが変わるのかもしれない。そんなことを思いました。

一方で柳下さんは「SNSは日記がわりに使ってる。見せてもいい日記」と言っていました。怒りや悲しみはない、オープンな日記やひとりごとをもっと書いてもいいのかもなあと背中を押された気持ちです。

数年後に読んで、違う感想を持つ本を

勧めたい本は?という問いに対して柳下さんの答えが「初めて読んだとき、1年後に読んだとき、3年後に読んだとき……その時々で違う感想を持てる本」でした。

この話を聞きながら、思い出したのがジブリの映画『魔女の宅急便』。子どものときに見た感想と、大人になってから見たときのそれはすごく違っていたから、ああいうことなのかなと。だからこの考え方は、映画にも音楽にも共通するのかもなあと、そんなことを思いました。

木村さんは「答えが載ってない本」と答えていました。最近のビジネス書は正解が書いていることが多いそう。

わたしはビジネス書や自己啓発書のような書籍が苦手だと思っているのですが、実はジャンルじゃなくて「こうすれば成功します!」みたいな正解の押し付けが苦手なのかもしれない。いつも読みながら「それができてたら世の中悩む人いないわ」って思ってしまうのです。

まとめ

話はときに脱線しながら本とインターネットを軸に進んで、60分で終了。

トークイベントに参加すると、わたしはいつも「何かひとつでも多く持ち帰らなきゃ」と空回ることが多いのですが、変な気負いもせずリラックスしながら楽しくお話を聞けました。ありがとうございます。

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帰りは旅する八百屋ミコト屋さんパッタイ買いました。(パッタイめちゃくちゃおいしかった!おいしくて写真撮るの忘れた!)

池尻にあるALLYOURSのお店、店構えがおしゃれで入るの怖かったけど、今度勇気を出して入ってみます。